神秘の森に生きる縄文杉
屋久島を代表する縄文杉
縄文杉は、
日本で最も古いスギの木とされ、
世界自然遺産の屋久島を代表する
観光名所の一つです。
他では見ることの出来ない、
神秘的な太古の森。
今回は、そんな神秘の一部を
ご紹介します。
往復約10時間、大変長い道のりです
荒川登山口から屋久杉までは、
往復22キロ、約10時間という
大変長いコースです。
しかも全行程の3分2が
歩きづらいトロッコ道。
それなりの体力と
実力が求められる
ハードな登山です。
登山口には、
綺麗なトイレや更衣室などもあります。
ここで準備を整えましょう。
トロッコは、
大正から昭和にかけて、
屋久杉を搬出する為に使われていました。
現在は、登山道にあるトイレなどの
維持管理のために使われています。
屋久島に生息するヤクザルやヤクシカは、
登山道や林道で出会うことが
出来るそうです。
運が良ければ、私達の時のように
ヤクシカが道案内をしてくれますヨ。
トロッコ道が終われば登山道に変わります
長い長いトロッコ道が終われば、
大株歩道の入口。
ここから数々の屋久杉が現れます。
最初に現れるのがウィルソン株。
ウィルソン株は、
内部から見上げた切株の形が
ハートに見えることで有名です。
400年ほど前、
豊臣秀吉の命により
大阪城築城のため、
伐採された切り株と言われています。
更に足を進めると、
沢や神秘的に苔むした森、
三大杉、大王杉、夫婦杉と
圧巻の巨木も現れます。
屋久杉は、樹齢1000年以上のものを指し、
1000年未満のものは「小杉(こすぎ)」
と呼ばれています。
実際の大きさを見れば、
「これで小杉・・・?」と
不思議な感覚に陥ります。
縄文杉は傷みが進んでいるため保護が必要です
さて、今回の目的地の縄文杉。
以前は、縄文杉に
触れることができましたが、
今は幹や根の傷みにより、
木製デッキからの鑑賞となります。
ですが、この縄文デッキ・・・。
ハイシーズンになると
多い日には1日400人以上の人が
この縄文杉を訪れるそうです。
デッキは狭く、
順番待ちをする人で溢れているため、
写真をパチリと撮って終わりです。
とはいえ、ハイシーズンを外せば、
神秘の屋久杉をゆっくり眺めながら
鑑賞することが出来ます。
実際に見てみなければ
分からない迫力と神秘の感動を
是非、味わってみてはいかがでしょうか。