本格的な雪山を手軽に体験できる西穂 丸山
初心者の方でも厳冬期の山を体験出来ます
西穂高にある丸山は、標高2452m
岐阜県高山市奥飛騨に位置します。
ロープウエイで手軽にアクセスできる
という事もあり、人気の山です。
百名山ではありませんが、
北アルプスに位置する標高2000m超えの山。
山小屋から丸山までは、
条件が良ければ片道約30分。
初心者の方でも
厳冬期の山を体験出来る、
貴重な場所としてご紹介いたします。
装備は慎重に選びましょう
冬の山は、夏山違とい、
気象条件が大変厳しくなります。
新穂高ロープーウェイを降り立てば、
気温はマイナス10度以下。
油断をすれば凍傷になるため、
しっかりとした装備が重要となります。
厳冬期の空気から素肌を守りましょう
気象条件が良ければ問題ありませんが、
風など吹けば一瞬にして体温を奪い去ります。
何より重要なのは、
「素肌を露出しない」こと。
指や顔、袖口の隙間など
露出している箇所がないか、
仲間同士でチェックし合いましょう。
特に、手袋をした状態では
様々な作業がしにくいため、
素手になってまいがち。
素手を出さないようにするため、
薄手の手袋を一枚目に装着する、
などの工夫が必要となります。
西穂高山荘は、手軽に山小屋泊を楽しめます
西穂高岳山荘は通年営業のため、
冬でも宿泊が可能です。
ここは、山小屋の中でも、
施設が充実しています。
ですので、初心者の方でも
手軽に山小屋泊を体験する事ができます。
西穂山荘の名物、
高山ラーメンの生麺を利用した
「西穂ラーメン」も大人気デス。
ランチメニューに是非!
オススメです。
他に、天候や登山道の状況など、
不安に思う事がある時には、
スタッフの方が丁寧に教えてくださいます。
山のコト、マナーのコトなど、
分からない事はどんどん聞いて
知識を増やしていきましょう。
厳しさを事前に予測しましょう
準備したものを「いつ」装着するかというと、
「厳しい気象条件の中に入る前」です。
「寒い」と感じた時には、
手がかじかんで作業が出来なかったり、
強風でアッという間に体温を奪われ
判断能力が低下し、手遅れとなります。
森林限界を越えたら。稜線に出たら。
小屋の外へ出たら。など
その都度、状況を予測をしましょう。
服装をゆるめる場合は、
気象条件が良い事を
確認してから行いましょう。
リスクを十分に知ってから入りましょう
標高が高くなれば
風速15m以上の強風は珍しくありません。
強風で体が吹き飛ばされそうになり、
顔や手がちぎれそうに痛くなります。
吹雪では視界が無くなり、
アッという間に踏み後が消され
帰り道が分からなくなります。
これから雪山を始めようと思っている方、
始められた方は、まずリスクを知り、
自分の身を守る方法を習得しながら
少しずつレベルを上げて頂きたいと思います。
比較的、恵まれた環境で
厳冬期の山を訪れる事ができる西穂 丸山。
厳冬期の絶景を目の前に
冬山を体験してみては如何でしょうか。
【DATA】
コースタイム:2時間
標高差:296m