女子登山ガイド亜紀のおすすめ山歩きブログ

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登山ガイド亜紀がおすすめする初心者のための山歩きブログです。

天孫降臨の地、高千穂峰

都城盆地の霧に浮かぶ山「霧島」

高千穂峰は、その山頂部分が、
都城盆地に発生する雲海により、
島に見えます。

 

その姿を「霧に浮かんだ島」
すなわち「霧島」の由来となった
といわれています。

 

宮崎県と鹿児島県の県境に位置し、
標高1574mは、
霧島連山の第二峰です。

 

高千穂峰コースは、
高千穂河原の登山口から歩き始めます。

 

まずは、一つ目の鳥居をくぐります。

 

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一つ目の鳥居

 

次に、二つ目の鳥居が見えてきます。


この階段手前を右へ曲がると、
高千穂峰への標識が出てきます。

 

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二つ目の鳥居

 

高千穂峰は天孫降臨の地

高千穂峰は、
天孫降臨の神話の地でもあります。


高千穂峰の山頂には、
青銅の天逆鉾が、
崇められています。

 

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登山口へ続きます

 

登山道の入口からは、
研究路の階段を登ります。


樹林帯を抜けると、
一気に視界が広がります。

 

赤茶けた火山礫と
軽石の登山道。

 

これらは新燃岳の噴火により
堆積しました。


足が砂地に埋もれ、
なかなか前に進みません・・・。

 

斜面がキツいうえ、落石も多い登山道

登るにつれて、
石がたくさん転がり、
斜面もキツくなります。

 

落石が多く発生しますので、
足元だけでなく、
上部にも気を配りましょう。

 

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登山道脇の大ヤスリ岩

 

写真でお伝えするのは
ムズカシイのですが、
体感的には這い上がる、
といった感じでしょうか。

 

斜面を登り切ると、
馬の瀬に出ます。

 

馬の背とは、
御鉢の火口縁のことです。

 

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御鉢の一部、馬の背

 

馬の背は、幅が狭いため
強風や濃い霧の時は、
慎重な判断が必要です。

 

馬の背から見た火口です。

 

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馬の背から見る火口

 

一部、この火口の御鉢を歩きます。

 

馬の背から背門丘におりると、
鳥居が現れます。

 

ここでようやく
高千穂山頂への登山道が
見えてきます。

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背門丘まで下ります

 

そして、最後の登り・・・。

 

ここも踏ん張りどころです!

 

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最後の登り坂!

 

ようやく山頂に到着です! 

 

山頂には天逆鉾と坂本龍馬のエピソード

山頂には、
青銅の天逆鉾が
崇められています。

 

この天逆鉾を
アノ坂本龍馬が
龍さんと訪れた際、
ナント!
引き抜いて見せたという
エピソードがあります。

 

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山頂と天逆鉾

 

その後、天逆鉾は
火山の噴火で折れてしまい、
現在の物はレプリカだそうです。

 

霧島連山や韓国岳、
桜島などお天気が良ければ
遠くまで見渡す事ができます。

 

また、このあたりは、
温泉地としても大変有名です。

 

近くには韓国岳もあり、
食では霧島ポークに地鶏に焼酎と、
大変、充実しています。


是非!数日かけて楽しむ事を
おすすめします。