日本で二番目に高い山 北岳
北岳は日本有数の高山植物の宝庫
北岳は、南アルプス
白峰三山の一番北に位置する、
日本で二番目に高い山です。
日本有数の高山植物とともに、
北岳固有種のキタダケソウが
咲く事でも大変有名です。
広河原登山口より大樺沢沿いに歩くと、
沢を眺めながらの登山となり、
美しい緑のトンネルを抜けるコースとなります。
夏は、沢の流れが風を運び、
汗をかいた体に涼を与えてくれます。
登山道には、ハシゴやトラバースなどありますが、
道はよく整備されていますので、
安心して歩くことができます。
北岳は、多くの花が見られる事でも有名ですが、
近年、鹿に食べつくされ激減しました。
現在は、高山植物保護活動の成果もあり、
徐々に花畑が戻りつつあります。
この貴重な花畑を残すため、
写真を撮る際は、植物のエリアに立入らず
ズーム機能での撮影を心がけましょう。
丁度、タイミングの良い場所に、
白根御池小屋があります。
甲州ならでは!
ここで販売されている
桃のソフトクリームは絶品!
オススメの一品デス!
山の天気は変わりやすく、
特に午後からは不安定になります。
登山口で雨が降っていなくても、
稜線に上がると、強風や雨
という事も珍しくありません。
体を汗で冷やし、
低体温症にならないよう、
衣類調整はこまめに行いましょう。
北岳は百名山でもあり、
登山者の数は多いのですが、
途中で断念される方も少なくありません。
山頂まで余裕を持って歩けること、
また、岩場も安定感をもって
歩く技術が必要です。
事前にトレーニングを
しっかりし積んでおきましょう。
足元が不安定な
ガレ場を登り切れば北岳山頂!
この日はスッキリした景色が
見られませんでしたが
目の前には鳳凰三山のオベリスクが、
遠くには富士山が見えました!
北岳は「白い雪をかむった山」
という意味で「白峰山」と呼ばれていました。
今でも、山頂の古い道標には
「白根山」と表記されています。
ちなみに、北岳固有種の「キタダケソウ」は、
6月下旬から7月上旬が見頃となります。
梅雨時期と重なるため、
見られる日数が限られています。
そういった意味でも貴重なキタダケソウ、
一度、出会いを求めてみては如何でしょうか。