雪山の入門、四阿山(あずまやさん)
四阿山は屋根の形に似ています
四阿山(あずまやさん)は、標高2,354m、
日本百名山のひとつで、
吾妻山(あずまやま)とも呼ばれています。
山の形が、どこから見ても
屋根の形に似ていることから
名付けられたと言われています。
歴史は古く、多くの遺跡が残っています
四阿山の近くには、
有名な浅間山がそびえているため、
あまり馴染みがないかもしれません。
ですが、その歴史は古く、
1500年前より、毎年6月1日に
山開きが行われてきました。
四阿山の周辺には、
縄文時代や弥生時代の遺跡が
数多く残っているそうです。
四阿山は、地元でも人気の山。
春夏だけでなく、冬の景色も圧巻です。
今回は、そんな冬の四阿山をご紹介します。
スノーシューの着用をおすすめします
登山口は、標高1,590mの
菅平牧場にあります。
ここには、トイレと登山届を出せる
ポストが設置されていますが、
トイレは冬季になると
使えませんのでご注意を。
四阿山は、雪が深いため、
スノーシューの着用をおすすめします。
雪山は、それなりの体力が必要です
雪が深いということは、
それなりの体力が無ければ安全に登れません。
しっかりと
体力造りをしておきましょう。
トレースが無い事もありますので、
地図やコンパスなど
事前に準備が必要です。
雪庇の部分は、踏み跡を外れると危険です
まずは、樹林帯の間を歩き、
標高を上げて行きます。
樹林を抜けると
徐々に景色も開けてきます。
所によっては、
小さな雪庇(せっぴ)ができています。
雪庇の上を、むやみに歩くと、
崩れる危険性があります。
雪山では、踏み跡を
外れないように歩きましょう。
風の強い場所は、
雪が吹き飛ばされて積もりません。
そのため、
岩が露出しています。
雪や氷と岩のミックスになっている箇所は、
慎重に足を進めましょう。
樹林帯では、
こんな樹氷も見られます。
そして、最後の坂を登り切れば山頂!
標柱のが雪に埋もれています。
頭だけが雪から出ていました。
お天気が良ければ、
ゆっくり景色を眺めながら
ティータイムを楽しめます。
さて、大パノラマを眺めながら
来た道を戻ります。
急坂や危険箇所が少ないため、
初心者の方にもおすすめです。
素晴らしい景色が楽しめる四阿山
一度、訪れてみては如何でしょうか。
【DATA】
標高差:764m
菅平牧場登山口より
登り4時間半、下り2時間半