一度は登ってみたいと思う山 槍ケ岳
槍ヶ岳は日本のマッターホルン
槍ヶ岳の標高は3180m、
北アルプス 穂高岳連邦の中央にそびえ立つ
日本を代表する百名山のひとつです。
日本のマッターホルンと呼ばれ、
数ある山の中でも屈指の人気を誇ります。
氷河期の形跡が残る貴重な場所
槍ケ岳はその名のとおり、
空を突き上げるようにそびえ立っています。
山頂の尖った先端は、
長い氷河期による浸食や風化に耐えうる程
特別に硬い岩で出来ています。
槍山頂の麓には、
カールやモレーンも見られ、
2万年前まで氷河で覆われていた
形跡の残る貴重な場所でもあります。
槍ヶ岳への代表的なルートは上高地から
槍ヶ岳を目指すルートは幾つかあり、
目的や楽しみ方によって選ぶ事が出来ます。
代表的なコースは、上高地を起点に
美しい梓川沿いを歩く「槍沢ルート」です。
上高地のバス停に降り立つと、
飲食・お土産店などが立ち並び、
穂高連峰が見渡せる
賑やかな河童橋を通ります。
また、途中の宿泊施設「明神館」
「徳沢園」「横尾山荘」には、
トイレや水場があり、各施設には
約1時間ほどで歩くことができます。
そして、この先にも
休憩所を兼ねた宿泊施設が充実しているため、
体力や目的に合わせて計画を立てる事が可能です。
とはいえ、3000メートル級の山ですから、
甘く見てはイケマセン。
長時間の山でも余裕を持って歩けるよう、
事前に十分なトレーニングが必要となります。
槍ケ岳へは魅力的なコースが揃っています
その他のコースも大変魅力的です。
新穂高を起点とし、
雄大な風景を存分に味わいながら
槍に近づく「西鎌尾根」ルート。
非常にハードな内容であるにもかかわらず、
北アルプス№1!の人気を誇る
中房温泉を起点とした「表銀座縦走」コース。
槍の大きさをダイレクトに感じながら近づく、
南岳、中岳、大喰岳、槍が岳の「槍4峰」コース。
それぞれの体力や実力によって、
コースを選ぶことができます。
槍ケ岳の穂先部分は登攀技術が必要です
槍の肩へ到着してホッと一息。
槍ケ岳山荘前のベンチで、
堂々たる槍を間近で眺めていると
時間を忘れてしまいます。
さて。
クライマックスとなる穂先登りですが、
簡単ではありません。
登攀技術、いわゆる
クライミング技術が必要となります。
手を使ってよじ登らなければならず、
常に、落石や滑落の危険と隣り合わせです。
事故も多く、鎖やハシゴの無い場所もあるため、
三点支持で登れる事が最低条件です。
山頂は、ご覧のとおり
切れ立っていて狭いため、
混雑していると危険です。
写真を撮り終えたら、
速やかに下りましょう。
晴れていれば
間違いなく360度の絶景。
登山を始めたなら、
一度は頂上に立ってみたいと思う山。
天空の槍ケ岳山頂、
3000mへのアプローチも含め、
是非、安全に楽しんでみては如何でしょうか。
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