信仰と水晶鉱山で栄えた山 金峰山
金峰産は信仰と水晶で栄えました
金峰山は標高2599m、山頂にそびえ立つ
「五丈岩」を本宮とする信仰の山であり、
また明治初頭まで水晶鉱山として
栄えた山でもあります。
冬の金峰山は、
比較的お天気の安定する日が多く、
本格的な冬山登山を体験したい方には
おすすめです。
登山道にはトレースの無い事もあります
冬山登山の体験といえども、
決して山を甘く見てはイケマセン。
登山道は、分かりやすいですが、
風が強いため、
トレースの無い事も少なくありません。
冬山には、アイゼン、防寒・防風対策や、
医薬品、地図なども、しっかりと
準備しましょう。
登山口となる、瑞牆山荘横の
トイレの使用期間は
4~11月となっており、
冬季は使用できません。
登山口より富士見平小屋までは、
なだらかな道で、
ここまで来れば冬でも使用できる
トイレがあります。
また、小屋の少し手前には、
水量豊富な湧水があり、
冬でも凍りにくい水場です。
ここは「富士見」と名のつくとおり、
富士山を望むことができます。
ちなみに、小屋前の
小屋前の「富士山ビュースポット」と
書かれた場所がベストポジションです。
富士見平小屋から
樹林帯となりますが、
大日岩へ辿り着くと、
南アルプスの展望が開けます。
樹林帯を抜けると一気に視界が開けます
美しい展望もつかの間、
ここから、また樹林帯となり
砂払いの頭まで傾斜がキツくなります。
砂払いの頭まで来れば、
一気に視界が開け、
稜線歩きとなります。
このルートの看板のひとつ、
「千代の吹上」のサイドは
断崖絶壁ですが、道幅はありますので、
気を緩めずに歩けば問題ありません。
「千代の吹上」の由来は、
女人禁制とされている金峰山へ、
信仰の厚い夫婦が二人揃って
登ってしまい、女房の千代は
この場所で滑落してしまいました。
夫が神の祟りであると恐れ、
必死に祈った結果、
千代が谷底から吹き上げる
風に乗って戻ってきたという
言い伝えからきています。
さらに、大岩を横目に足を進めると、
「五丈岩」が現れます。
巨大な花崗岩で出来た「五丈岩」は
金峰山の本宮とされています。
すぐ先の山頂からも、
富士山、南アルプス、浅間山が
大パノラマ!で一望できます。
夏も多くの人でにぎわう金峰山、
瑞牆山も含め、是非2座を
目指してみては如何でしょうか。